...「彼はプレッシャーに弱いので、やりたがらないという風に出来不出来を言っています」...
...出来不出来から云へば...
芥川龍之介 「風変りな作品に就いて」
...その子供達の出来不出来だの...
谷崎潤一郎 「細雪」
...しかし不出来な、気に喰わないものでも買ってくれる人があるので、私はどうやら暮してゆかれるのだが――貧しいおもちゃ製造人...
辻潤 「惰眠洞妄語」
...不出来でも何でも...
寺田寅彦 「二科会展覧会雑感」
...愚鈍ではあるが子供の時からこれといふ不出来(ふでか)しも無かつたを思ふと何か残念の様にもあつて...
樋口一葉 「うつせみ」
...今度のやり方はすこし不出来なようである...
久生十蘭 「魔都」
...出来不出来は免れないにしても...
平林初之輔 「江戸川乱歩」
...メンチボールの不出来...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今日のスープは不出来...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...はじめの「寿限無」にも劣る不出来だった...
正岡容 「寄席」
...その晩の出来と不出来がお景物とやらで...
正岡容 「寄席」
...出来不出来は別として...
三木清 「読書遍歴」
...一説にアレキサンダー王の像をアが画いたが気に入らず、不出来という...
南方熊楠 「十二支考」
...出来・不出来はあるにしろ...
宮本百合子 「『健康会議』創作選評」
...小説としての出来不出来を考えたり...
三好十郎 「恐怖の季節」
...茶は不出来だった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...不出来な人間であり...
吉川英治 「大岡越前」
...ところが、どうしたのか、能のほうは、不出来であった...
吉川英治 「新書太閤記」
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