...「下足番を頼む」...
...「下足番をつとめる」...
...「下足番をしてもらう」...
...「下足番をする場所」...
...「下足番の手伝いをする」...
...劇場の下足番がする様に...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...下足番の爺(じい)さんが...
相馬泰三 「六月」
...「らつしや――い」と言ふ力強い下足番(げそ)の聲が聞きたい...
高濱虚子 「俳諧師」
...下足番と一緒になつて...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...出口へ出るとそこでは下足番の婆さんがただ一人落ち散らばった履物(はきもの)の整理をしているのを見付けて...
寺田寅彦 「震災日記より」
...表口では下足番(げそくばん)の男がその前から通りがかりの人を見て...
永井荷風 「雪の日」
...下足番の小冠者に過ぎまいと見ただけのものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...もとはどこかの下足番であったとかいう話である...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...二日ほど前までは四谷の喜よしと云う寄席の下足番をしていたのだそうだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...加能氏が牛屋(ぎゅうや)の下足番(げそくばん)をされたと云うのを何かで読んでいたので...
林芙美子 「文学的自叙伝」
...寄席と艶笑と下足番の曰く三亀松にクソとおもえど先生という川柳が...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...そんな下駄のまんまで上がられちゃ」背中からけたたましい下足番の声が追い駈けてきた...
正岡容 「小説 圓朝」
...「師匠なぜこれを初晩に……」またしても下足番の爺やから...
正岡容 「小説 圓朝」
...やがてはまた再びしゃーいしゃーいと下足番の声なつかしき大入り客止めの寄席の春が...
正岡容 「小説 圓朝」
...下足番などはない...
山本周五郎 「青べか物語」
...客の多い家だから下足番を兼ねた小僧が一人...
山本周五郎 「さぶ」
...もう今日はこれぐらいでいいでしょう」下足番の男も疲れたとみえて...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...観て進ぜる」「あれだ……女というと」下足番は...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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