...私の本当の事を知つてゐて下さるのは...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...ほんとうにそうして下さる...
海野十三 「深夜の市長」
...一萬挺の金鍬を下さると云ふことは如何に其ときの生産力があつたかと云ふことが分る...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...こんなに長いむだな手紙を下さる...
太宰治 「風の便り」
...態度をおあらため下さることを確信いたします...
太宰治 「虚構の春」
...御多忙の折柄わざわざお出向き下さるには及ばないから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「私達漁村に先生達が一週間位いて研究して下さるべきでしょう」といって承知しないのである...
中井正一 「地方の青年についての報告」
...此の様な不心得者にお言葉を下さるのも勿体ない事で御座います...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...かはいさうだと思つて下さるでせう...
平出修 「計畫」
...察して下さるのは兄さんばかりだよ」と...
広津柳浪 「今戸心中」
...すこしはお見直し下さるでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...節儉をして下さるのだから...
森鴎外 「半日」
...やってみます」「やって下さる...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...あなたはもう僕を饒舌(しゃべ)らさずに帰って下さるといいんですがね...
横光利一 「上海」
...お嬢様からお運び下さるなんて...
吉川英治 「江戸三国志」
...私の小説を讀んで下さる方もあつて...
吉川英治 「折々の記」
...なんとして下さるのじゃ」「へえ……それではご隠居様には...
吉川英治 「宮本武蔵」
...どうか他(ほか)へ研ぎにやって下さるように」と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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