...三日にあげずにその辺をうろつき廻り(たとえばどこの田圃の石橋はどうなっているとか...
犬田卯 「瘤」
...五助ちゃんたちは三日にあげず山登りに忙しいそうだ」「山登りって...
海野十三 「雪魔」
...数年来まるで恋人の様に三日にあげず手紙を書いていた君のことを...
江戸川乱歩 「悪霊」
...そこに突つ立つてゐたのは、旅商人らしい一人の男で、三日にあげず、彦山から槻の木へ通つてゐるので、茶店の爺さんとは見知り越しの仲でした...
薄田泣菫 「小壺狩」
...三日にあげず遊びに来た木山は...
徳田秋声 「のらもの」
...こちらへこしてからも私は三日にあげず怖い夢に魘(おそ)はれて夜(よる)よなか家ぢゆう逃げまはらなければならなかつた...
中勘助 「銀の匙」
...それが縁となつて私はそれから三日にあげず遊びにゆくやうになつた...
中勘助 「銀の匙」
...三日にあげず出て行くか...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...三日にあげず呼出されて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...残して来た子供のことを三日にあげず泣いて話したが...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...三日にあげず舞いこんで来て...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...三日にあげずに彼の家へ遊びにきた...
平林初之輔 「二人の盲人」
...三日にあげず遊びに来る...
二葉亭四迷 「浮雲」
...……」民蔵は三日にあげず...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...何の用があるか知らなかつたが三日にあげず町へ用達に来た...
牧野信一 「老猾抄」
...……死んだ方がましだと思うことが三日にあげず有るだから...
三好十郎 「おりき」
...――しかしそれからは三日にあげずやつて来るんだ...
三好十郎 「疵だらけのお秋(四幕)」
...男は狛家(こまけ)に仕える高麗村郷士(こまむらごうし)のひとりで、三日にあげず、御隠家様の御機嫌取りと、月江の顔を見に通うのを怠らない久米之丞とは、元より隔(へだ)てのない懇意であります...
吉川英治 「江戸三国志」
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