...この旅は三千里もあるので、疲れるだろう...
...彼女との恋路は三千里も遠い...
...三千里の道も一歩から、今日から少しずつ進めばいい...
...この小説の主人公は三千里を旅する物語だ...
...三千里の遠距離恋愛はとても辛い...
...知者は三千里外にその臭を避け...
芥川龍之介 「骨董羹」
...私は三千里の外にゐて日本流の絃歌に対するあこがれに堪へなかつた...
阿部次郎 「帰来」
...「家を助けるために三千里もはなれた国へきて...
アミーチス 日本童話研究会訳 「母を尋ねて三千里」
...夏は来ぬ海こえて夏は来ぬ――三千里波を御(ぎよ)す白駒の青きいぶきに世は今樹々(きぎ)も若いばえさなりその...
石川啄木 「閑天地」
...ざつと三千里ほどもあるといへば...
薄田泣菫 「独楽園」
...二十年前に別れ、三千里外に行く...
太宰治 「津軽」
...母を捜して三千里歩いて...
太宰治 「津軽」
...三千里の行脚(あんぎゃ)して此処にも滞留(たいりゅう)した碧梧桐「花林檎」の額...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...三千里の行脚(あんぎや)して此處にも滯留した碧梧桐「花林檎」の額...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...去靺鞨国(まっかつこく)三千里」とあるのをおぼろげに読ませられ...
中里介山 「大菩薩峠」
...奥の細道三千里の旅を歩いた...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...三千里外に母と子とを引離して居ることであるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...『括地図』にいわく、桃都山に大桃樹あり、盤屈三千里、上に金鶏あり、日照らせばすなわち鳴く...
南方熊楠 「十二支考」
...三千里外の旅を歌って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...天魔鬼神も倒退(たいとう)三千里に及ぶ奇談を到る処に捲起して行ったらしい...
夢野久作 「近世快人伝」
...斯道五流の大家と雖も倒退三千里で...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...あわよくば異海三千里の外に壮図(そうと)を挙げるのも面白かろうではないか...
吉川英治 「江戸三国志」
...首(コウベ)ヲ回(メグ)ラセバ三千里月ハ天南ヲ断(タ)チテ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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