例文・使い方一覧でみる「三」の意味

...お柏で寝る夜具より三倍ふっくらした坐蒲団（すわりぶとん）... お柏で寝る夜具より三倍ふっくらした坐蒲団の読み方
泉鏡花「薄紅梅」

...青江三空曹の生命をうばった恨みの怪塔ロケットであると思われました...
海野十三「怪塔王」

...それから、またさらに針をまわして、ぼうん、ぼうん、ぼうんで三時さ...
海野十三「火星兵団」

...丹三郎はいまいましげに勝太郎を横目で睨（にら）んで... 丹三郎はいまいましげに勝太郎を横目で睨んでの読み方
太宰治「新釈諸国噺」

...（一九三四・一一）高等警察及び冷害対策一... 高等警察及び冷害対策一の読み方
戸坂潤「社会時評」

...真三郎が何に怖れたか... 真三郎が何に怖れたかの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...「河が見えるだろう」と三沢が云った... 「河が見えるだろう」と三沢が云ったの読み方
夏目漱石「行人」

...――明治の思想は西洋の歴史にあらわれた三百年の活動を四十年で繰り返している...
夏目漱石「三四郎」

...あすこに位牌（いはい）があるよ」姉は健三のために茶の間の壁を切り抜いて拵（こしら）えた小さい仏壇を指し示した... あすこに位牌があるよ」姉は健三のために茶の間の壁を切り抜いて拵えた小さい仏壇を指し示したの読み方
夏目漱石「道草」

...私の口からは申されませんが、三年前、母は萬兵衞の罠（わな）に落ちて、到頭自殺して了ひました」「――」「それにも懲（こ）りずに、今度は私を奉公によこせと言ふ難題です... 私の口からは申されませんが、三年前、母は萬兵衞の罠に落ちて、到頭自殺して了ひました」「――」「それにも懲りずに、今度は私を奉公によこせと言ふ難題ですの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...お玉の兄の清三郎が... お玉の兄の清三郎がの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...この三作に反し、「奉教人の死」（大正七年）「きりしとほろ上人傳」（大正八年）はフイニツシユした作品である... この三作に反し、「奉教人の死」「きりしとほろ上人傳」はフイニツシユした作品であるの読み方
堀辰雄「芥川龍之介論」

...今度達治が戻ったら三人で東京へ行かそう... 今度達治が戻ったら三人で東京へ行かそうの読み方
宮本百合子「獄中への手紙」

...そして三人目には答えなかった... そして三人目には答えなかったの読み方
山本実彦「十五年」

...――彼は岩井勘解由の三男に生れ... ――彼は岩井勘解由の三男に生れの読み方
山本周五郎「その木戸を通って」

...池田勝三郎である... 池田勝三郎であるの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...三日あとになっても... 三日あとになってもの読み方
吉川英治「平の将門」

...二三日前の夜訪ねて來た人たちを中心とした土地の文藝愛好家達で...
若山牧水「みなかみ紀行」