...一足飛びに極楽浄土にでも行こうとあせる夢遊病患者に対して...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...この新鋭の元気で一足飛びに欧米の新文明を極東日本の蓬莱仙洲に出現しようと計画したその第一着手に...
内田魯庵 「四十年前」
...自動車に乗込みさへしたらその儘一足飛びに往(ゆ)きつかれるものだと思つてゐるのだ...
薄田泣菫 「茶話」
...」少年は長椅子から一足飛びに跳(と)び下りて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「小波瀾」
...一足飛びに現代式に変ってしまったのだというような気がした...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...「吾輩(わがはい)は猫である」で先生は一足飛びに有名になってしまった...
寺田寅彦 「夏目漱石先生の追憶」
...復古主義などを通らなくても一足飛びに...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...一足飛びに進んでゆくのであって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...どいてくれ」一足飛びに大木戸まで来て...
中里介山 「大菩薩峠」
...例の馬力で一足飛びにその現場へ戻って見ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...一足飛びにはしょって...
野村胡堂 「胡堂百話」
...「あれだツ」と思ふと一足飛びに――それを見た女は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一足飛びに稿料何円かを支払って一般の稿料価上げを促したものである...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...一足飛びに冬が来たような陽気だ...
林芙美子 「泣虫小僧」
...梯子段から廊下を一足飛びに飛んで...
牧野信一 「鬼の門」
...私は一足飛びに別の世界に飛び上ったのを感じました...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...書類を蹴散らしながら机の上を一足飛びに玄関へ出た...
夢野久作 「骸骨の黒穂」
...一足飛びに玉垣の前に来て立ちましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
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