...あとからまた一群れの被害民が到着して群集に加わった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その手前に一群れの人家は...
田中英光 「箱根の山」
...ちょうどそこに酸漿(ほおずき)提灯を篠竹(しのたけ)の先につけた一群れの行列が...
田山花袋 「田舎教師」
...この一群れが飛びたつ羽風に...
豊島与志雄 「椎の木」
...一群れずつ飛び立ち...
豊島与志雄 「小さき花にも」
...其処に一群れをなして佇みながら...
豊島与志雄 「微笑」
...ゆかしき香りの一群れが二人の足の下に散る...
夏目漱石 「幻影の盾」
...見れば焚火をかこんでゐるのは一群れの妖怪で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...一群れの熊蜂のやうに...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...どや/\と乗り込んだ一群れの人に交つて二人は明るい車の中にその姿を置いた...
水野仙子 「散歩」
...北窓から眺めると欅の大木が一群れ秋空に色づきかかっていて...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...そこから一群れは河原に降りた...
森鴎外 「山椒大夫」
...一群れは石垣に沿うて材木の下へくぐってはいった...
森鴎外 「山椒大夫」
...一群れの客を舟に載せて纜(ともづな)を解いている船頭がある...
森鴎外 「山椒大夫」
...夕陽を負ってとぼとぼとこっちへ向って来る一群れの人馬がある...
吉川英治 「三国志」
...一群れずつかたまったまま動こうともしない人々の間へ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...また一群れと何十人も馳(は)せつけて来て...
吉川英治 「源頼朝」
...豆つぶ程な人馬の影が一群れ見えて来たでしょう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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