...皆(みんな)一纏めに下宿屋の押入に取残した儘(まゝ)逃げて来たので...
薄田泣菫 「茶話」
...当時の古美術に対しての印象などについては他日一纏めとして話して置きたいと思いますが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...それらの材料を一纏めにして統計的に前述の波数や波長の分配を調べてみたら何かしら多少ものになるような結果が得られはしないかと考えるのである...
寺田寅彦 「歌の口調」
...序科学というものが一纏めにして...
戸坂潤 「科学論」
...夫々の科学をそのものとして一纏めにし...
戸坂潤 「科学論」
...そのものとして一纏めに...
戸坂潤 「科学論」
...之と根本的に対立する所以に従って之を一纏めにすることによって...
戸坂潤 「科学論」
...一纏めに代表するものは...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...科学(或いは広く学問と云ってもいいが)を一纏めに夫自体として見れば...
戸坂潤 「思想としての文学」
...私は科学を一纏めに評論したならば(之は大変な仕事でいつ本当に出来るか判らぬが)...
戸坂潤 「思想としての文学」
...従って一纏めにして...
戸坂潤 「思想としての文学」
...最も一纏めにすることの不合理なのは諸子類であつて...
内藤湖南 「支那目録學」
...これを一人の作だからとて一纏めにして儒家に入れたのは...
内藤湖南 「支那目録學」
...わざわざ一纏めにして...
夏目漱石 「道草」
...「一纏めに書くとなると相当骨が折れるだらう...
牧野信一 「西瓜喰ふ人」
...こっちも社会を一纏めに敵にする...
森鴎外 「食堂」
...同翁の門下生に分与しようとされたものが現在故あって一纏めにして古賀得四郎氏の手許に預けられている...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...鈴や月琴を一纏めにして首にかけ...
夢野久作 「白髪小僧」
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