...昨日の出張で、一昼夜寝られなかった...
...彼女の手術は一昼夜じゅう続いた...
...一昼夜の雨で川が氾濫した...
...飛行機で一昼夜かかる旅行です...
...地震の後、避難所で一昼夜を過ごした...
...一昼夜を二十四時間に分け...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...かならず一日あるひは一昼夜(いつちうや)をかぎりとして三十四里の氷(こほり)みなくだけながれて北海にいづる...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...私は一昼夜眠らずに怺(こら)えた...
太宰治 「東京八景」
...一昼夜にすれば数十万発の微小な弾丸で射通されている...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...海の面はどこでも一昼夜に二度ずつ上がり下がりをするもので...
寺田寅彦 「瀬戸内海の潮と潮流」
...一時間後の予報は出来ても一昼夜後の情勢を的確に予報することは実は甚だ困難な状況にあるのである...
寺田寅彦 「颱風雑俎」
...一時間あるいは一昼夜吊しておいた後とは幾分の差がある...
寺田寅彦 「方則について」
...一昼夜に五千七百六十回転...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...人間の外体を一昼夜もころげ廻って悩乱させ...
中里介山 「大菩薩峠」
...それからそれにも増して混んでいる東北線で一昼夜揉(も)み潰(つぶ)されて...
中谷宇吉郎 「流言蜚語」
...一昼夜も経たないうちに葬ったではありませんか」「――――」「私――由紀子の死んだのを心から悲しんだHさんは...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...こと更の馬車腕車(くるま)に一昼夜をゆられて...
樋口一葉 「ゆく雲」
...二人は一昼夜も睨み合った...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...他の誰より恐れを知らぬ記者が無人の豪邸で一昼夜過ごし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...生れてから一昼夜...
三浦環 「お蝶夫人」
...露骨には言わないが少将は御息所の煩悶した一昼夜のことを少し夕霧に知らせて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...半身を雪に圧されて救助隊の来るまでの一昼夜を動かれぬままに観念してすごした苦しさを思い出しながら...
百瀬慎太郎 「案内人風景」
...江州の伊岐(いき)ノ宮の小城を一昼夜で攻めつぶし...
吉川英治 「私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索