...マリウチアとペツポとのわが身を爭ひて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...更に新らしきわが身の思(おもひ)して...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「頌歌」
...河合少年はわが身を励(はげ)ました...
海野十三 「火星探険」
...わしの身体をかえせ!」女史は、裾(すそ)の乱(みだ)れるのも気がつかず、われとわが身を、かき(むし)った...
海野十三 「西湖の屍人」
...炎の上に頭を下にしてわが身を吊(つる)すとか...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...この地上でわが身をすごすのは苦労ではなく楽しみであると信じるのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...静かにわが身に起きようとしていることを考えた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...果してわが身辺に起り得たか否かは...
永井荷風 「十日の菊」
...わが身分を重きものと思い...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...わが身に有(も)った毒のために十分眠ることが出来ないのでしょうか...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...私がわが身の深淵を隈なく知つて...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「窓」
...わが身を庇うために...
宮本百合子 「ある回想から」
...私は安心してわが身一つはどうでもよいと思えません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しかし一転してわが身の上を顧みれば...
森鴎外 「高瀬舟」
...わが身だに知らざりしを...
森鴎外 「舞姫」
...わが身を投げて主人の稚児の命に代った...
柳田國男 「日本の伝説」
...法の正しさを守るためには、わが身も、裁かれ、わが子といえど、ゆるさぬとしているお奉行の胸をおもえば」「まあいい...
吉川英治 「大岡越前」
...おのれを卑下すればわが身の罰が当たるという言葉を引いたが...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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