...――しかしああやすやす欺(だま)されるとは...
芥川龍之介 「三つの宝」
...窓はやすやすと開いた...
有島武郎 「星座」
...やすやすと小舟に下した――が...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...もしそうだとすると、小林君が、ここにかんきんされているあいだに、四十面相は、やすやすと、第四の黄金どくろを手に入れ、暗号をといてしまうかもしれません...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...やすやすと逃げさっていたにちがいありません...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...そんなにやすやすとだまされるなんて...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...「そんなにやすやすとやれますか」「相手によって...
江戸川乱歩 「影男」
...そうやすやすと俺の気が静まるものではない...
高見順 「いやな感じ」
...フランスの新聞をやすやすと読めるような人は...
蜷川新 「天皇」
...そうやすやすと握れるものではなかった...
久生十蘭 「復活祭」
...やすやすと眠らせて上げてえと...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...この猴またやすやすと窓隠しを開閉するを覚え楽しみ...
南方熊楠 「十二支考」
...やすやすとこれに操られながらいつもその後についてゆく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...世の人は余りにもやすやすとそれらにたぶらかされ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...敵をやすやす歩かせる程...
吉川英治 「新書太閤記」
...それは決して易々(やすやす)なんていうものではなく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...年暮(としくれ)の戦から夜も易々(やすやす)寝たことはなく...
吉川英治 「源頼朝」
...ダンテの描いた幻想はわれわれの心をやすやすと彼岸の生活へ引き入れて行くが...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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