...もう安安(やすやす)と隧道(トンネル)を辷(すべ)りぬけて...
芥川龍之介 「蜜柑」
...わたしは、やすやすと、牢やぶりをしてみせる...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...なぜやすやすと我々の手に戻したか...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...そんなにやすやすとはとけないだろうと思います...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...やすやすとこの部屋へ...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...しかし彼らにそうやすやすと思い切られたことが許せなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...袋の中のものを探すようにやすやすと解く...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...やすやすと抜け出すことの出来た雪之丞...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...いろいろの事情からそうやすやすと実現しにくいことを決して知らなくはない今日の女性たちであるならば...
宮本百合子 「結婚論の性格」
...そんなにやすやすと他界してなるものか」と考える...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「そうやすやすと感傷的になるな...
山本周五郎 「青べか物語」
...この沖氏は諧謔と滑稽さとでやすやす若者たちを統御して最後の務めもし終えたのである...
横光利一 「旅愁」
...敵にもやすやす架(か)け得られるものを毀(こわ)して行っても益はない...
吉川英治 「私本太平記」
...やがていとやすやす...
吉川英治 「私本太平記」
...やすやすと世に栄えたら...
吉川英治 「新書太閤記」
...ために信長は、やすやすと西隣、南隣の国々と戦って、一気に、中原へ足をかけてしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...易々(やすやす)と...
吉川英治 「親鸞」
...易々(やすやす)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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