...……もののあはれにすすみ...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...自然の風物や四季の推移に「もののあはれ」を見る感じ易き心に於いて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...もののあはれかふるあめかもらひなみだの母の袖(そで)...
竹久夢二 「どんたく」
...気品ある「もののあはれ」がこのオスロであろう!そこへ...
谷譲次 「踊る地平線」
...・生きてゐるもののあはれがぬかるみのなか・いつも馬がつないである柳萠えはじめた・猫柳どうにかかうにか暮らせるけれどぬくい雨でうつてもついても歩かない牛の仔で・焼芋やいて暮らせて春めいた・監獄の塀たか/″\と春の雨ふる・病院の午後は紅梅の花さかり・ずんぶりと湯のあつくてあふれる(湯田温泉)・早春...
種田山頭火 「其中日記」
...それがだん/\「もののあはれ」といつたやうな情緒になりつつあるが...
種田山頭火 「其中日記」
...生きもののあはれである...
種田山頭火 「松山日記」
...もののあはれを除いたら...
中原中也 「詩と其の伝統」
...本来先づもののあはれを求める傾向を有するからである...
中原中也 「詩と其の伝統」
...もののあはれである...
中原中也 「詩と其の伝統」
...確にもののあはれを思ひ知つたといふのであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...文学評論史は久松潜一かのが二冊ありますがそれは、文学論の歴史的(そうじゃない)年代記的集積配列で、もののあはれ、わび、さびと、王朝から徳川時代へ移ったあとを辿っていて、しかし、文学精神としての追求はありません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十一月)「もののあはれ」について「もののあはれ」を文芸の本意として力説したのは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...ただ「もののあはれ」をうつせばその能事は終わるのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...しからばその「もののあはれ」は何を意味しているのか...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...「もののあはれ」とは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...「もののあはれ」とは畢竟(ひっきょう)この永遠の根源への思慕でなくてはならぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...「もののあはれ」が人生全般にひろまるのは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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