...白木がむき出しになっているのだとわかった...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...すると斑犬はすぐ牙(きば)をむき出して...
芥川龍之介 「犬と笛」
...猿はまつ白な歯をむき出しながら...
芥川龍之介 「地獄変」
...老人は黄色い歯をむき出して俺にささやいた...
梅崎春生 「蜆」
...両うでをふり歯をむき出して...
鈴木三重吉 「青い顔かけの勇士」
...それでもその雪のように白い大きいきばをむき出して...
アーネスト・トムソン・シートン 薄田斬雲訳 「動物物語 狼の王ロボ」
...土がむき出しの工場の地面に...
高見順 「いやな感じ」
...むき出しの細い二の腕へ粒々をこさえたまんまさっさとルウレット台のひとつへ埋没してしまった...
谷譲次 「踊る地平線」
...そしてなお、額に皺をよせ眼を丸くし、歯をむき出し、頭をぶるぶると振わせたであろう...
豊島与志雄 「オランウータン」
...むき出しの大きな目玉がいやに白く...
豊島与志雄 「土地に還る」
...むき出しの怖ろしい形相をさらしてゐるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...時としてむき出しのまま放置しているので...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...いいッと歯をむき出して赤んべをし...
火野葦平 「糞尿譚」
...白い歯をむき出しながら...
堀辰雄 「麦藁帽子」
...人間をむき出しにしている作品でしょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...歯をむき出して対する...
三好十郎 「冒した者」
...むき出しにされた醜い色とりどりの膓(はらわた)のようにうごめいて光っている...
山川方夫 「その一年」
...むき出しに示して...
吉川英治 「新書太閤記」
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