...随分(ずいぶん)まちまちに入(い)り乱(みだ)れて居(お)ります...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...思い切って区々(まちまち)であったところから...
中里介山 「大菩薩峠」
...宿にいる人たちの評判は区々(まちまち)です...
中里介山 「大菩薩峠」
...教え方がまちまちなのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...かつ一定の性質の曲線が占める範囲が各々の例についてまちまちであるという場合である...
中谷宇吉郎 「鼠の湯治」
...勝手なまちまちの参詣の人が一段落になると...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...女工達の間にはまちまちの論議が噴出した...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...しかも駒の動きがまちまちで入り組んでいるために...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...空には大きな都会のさまざまな街々(まちまち)の姿や賑やかさ...
室生犀星 「寂しき魚」
...年配も区々(まちまち)で...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...不確かなまちまちな解釈をこうむりがちである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...原因動機が区々(まちまち)になっているから...
柳田國男 「地名の研究」
...何分(なにぶん)各人の願い望みがまちまちであるために...
柳田国男 「母の手毬歌」
...御茶の子の材料は区々(まちまち)である...
柳田国男 「木綿以前の事」
...顔だちや年齢もまちまちだったが...
山本周五郎 「季節のない街」
...などと私語(しご)区々(まちまち)であったが...
吉川英治 「三国志」
...評議もまちまちに迷っておりまする...
吉川英治 「親鸞」
...異説まちまちであるが...
吉川英治 「柳生月影抄」
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