...ぽつんと立っているお堂に...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...ぽつんと一軒の家が建てられはじめている...
犬田卯 「沼畔小話集」
...ぽつんとした空虚な感じがあった...
梅崎春生 「狂い凧」
...小さい副傘を、ぽつんぽつんと、開きながら、まだ相当のスピードで落ちてくるのが分った...
海野十三 「地球要塞」
...ほかには、なんにもなくて、たるだけが、ぽつんと、置いてあるのです...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...ぽつんと切れてしまうわねえ」二番目の罰金は...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...隆吉が戻って来たぞ……」ぽつんと与平が云った...
林芙美子 「河沙魚」
...今度は唖のやうな少年がステージにぽつんと突立つてゐた...
原民喜 「氷花」
...その中にぽつんぽつんと蹲(うずくま)っている藁屋根(わらやね)が何となく原始的な寂蓼(せきりょう)を忍ばせていた...
北條民雄 「いのちの初夜」
...」と山田は不意にぽつんと言つた...
北條民雄 「道化芝居」
...雪の中にぽつんと一本きり立っている悲劇的な姿を...
堀辰雄 「菜穂子」
...れいの雑草の頭をぽつんぽつんと抜きながら話しつづけました...
室生犀星 「不思議な国の話」
...ぽつんと立っている百姓家(ひゃくしょうや)が見えてきました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...答えるでもなく、直義(ただよし)は、ぽつんと言った...
吉川英治 「私本太平記」
...考えれば自分というものも、ぽつんと、生れて消えるだけの一個ではないはずだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ぽつんと隅の方で...
蘭郁二郎 「魔像」
...ぽつんぽつんと取り残されていた...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...ぽつんと独りだった...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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