例文・使い方一覧でみる「べら棒」の意味
スポンサーリンク...べら棒なものがあってたまるものか... 
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...何というべら棒な話であろう...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...そんなべら棒な話があるものか...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...こんなべら棒な話は聞いたことがないね」よると触ると...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...正気でこのべら棒ないたずらをやっているのだ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...奴等（うぬら）のやうなものに相手に為（さ）れねえでも……ねつから困らねえだア……べら棒め...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...子供を相手にするやうなもんだべら棒と...
長塚節 「撃劍興行」
...「何を！ べら棒め！ 死にかけた人間を打っちゃらかしとくようなやつが...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...何が動機でああいう大べら棒な芸を演るようになり...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...べら棒に急激！ とど子供を投り込んで...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...「べら棒め、けえったら学校へゆけ……――」（この学校という言葉にも彼から聞く時、開化！ があった）...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...というのは文芸部がとんだ大べら棒で...
正岡容 「わが寄席青春録」
...天気晴朗ですが波はべら棒に高いです...
山中貞雄 「陣中日誌（遺稿）」
...べら棒め、江戸の丑満時（うしみつ）に、事件（こと）のねえ晩などが一晩だってあるものか...
吉川英治 「大岡越前」
...べら棒に強い、合せて人間ができて居て偉いとなると、さあ、さう無いだろ...
吉川英治 「折々の記」
...外へも出られない」「べら棒め...
吉川英治 「治郎吉格子」
...ご註文をうかがッてましたか」「べら棒め...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一体、うちの人はどこに――」といいかけると、かたわらの破れ障子の内から、片脚を土間におろして、体は莚床（むしろゆか）へ横たえていた藤次が、「べら棒な...
吉川英治 「宮本武蔵」
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