...畳数にして八畳ばかりの控えの間をぶっ通したその向うの部屋の...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...彼は二日もぶっ通しに眠る...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「グーセフ」
...百十時間ぶっ通しにピアノを弾き続けて...
寺田寅彦 「柿の種」
...実をいうと午後四時から十時までぶっ通しに一粒えりの立派な芸術ばかりを見せられるのであったら...
寺田寅彦 「自由画稿」
...六畳二室板の間ぶっ通しの一間(ひとま)にした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...一丈余もある水際(みずぎわ)までぶっ通しらしい...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...幾日もぶっ通しに出かけてもかまわなかった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...偶然それが当って一年間ぶっ通しに打ち続けられたことのあるのを...
西尾正 「放浪作家の冒険」
...十一時頃から朝までぶっ通しに撮った...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...十二時から五時半まで、ぶっ通し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...十時間ぶっ通しの一日八十銭じゃあ...
本庄陸男 「お菜のない弁当」
...二人は昼夜ぶっ通しの看病をした...
宮本百合子 「カール・マルクスとその夫人」
...七日間ぶっ通しに昏睡したまま...
山本笑月 「明治世相百話」
...神田までぶっ通してずっと植えるね...
横光利一 「旅愁」
...ぶっ通しに起きつづけて...
吉川英治 「新書太閤記」
...あれから約八時間ぶっ通しの戦闘であったのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...二日も三日もぶっ通して...
吉川英治 「平の将門」
...ぶっ通しで来た駕らしいが」「主人の五百之進が帰ったものと見える」「じゃ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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