例文・使い方一覧でみる「ふり出し」の意味
スポンサーリンク...所が午頃（ひるごろ）からふり出した雨に風が加わって... 
芥川龍之介 「二つの手紙」
...すぐ吉弥宛（あ）てで電報がわせをふり出した...
岩野泡鳴 「耽溺」
...午後になって小雨がふり出しました...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...そこをふり出しに転々と流れ歩いて居りますのですが...
大倉※［＃「火＋華」、第3水準1-87-62］子 「機密の魅惑」
...ぽんと手前にはふり出して...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...その時にはもう手にした洗ひ道具をはふり出して...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...低い綿雲が垂れ下がって乙供（おつとも）からは小雨が淋しくふり出した...
寺田寅彦 「札幌まで」
...夜雨ふり出し鄰家の竹林風声颯颯たり...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...死骸の側にはふり出した財布には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...サンボアをふり出しに...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...恐らく數頁ではふり出してしまつてゐたのかも知れない...
堀辰雄 「（ポオル・モオランの「タンドル・ストック」）」
...急に雪でもふり出しそうな空合いでしたが...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...「とんだものがふり出しました……」宿の女中が火を運んできながら...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...売声を発するまでもなくポンと窓外にはふり出したのである...
牧野信一 「ゾイラス」
...小学校訓導をふり出しにして...
宮本百合子 「一票の教訓」
...いい日にふり出したと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...ちょうど主人に媚（こ）びる犬のように尾をふり出した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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