...おほいぬふぐりやはこべを先頭に...
石川欣一 「山を思う」
...おおきいふぐりをぶらさげて...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...能く聞いて見たらふぐりといつたのは鳶(とんび)のふぐりといふことで螳螂(かまきり)の卵のことだ相である...
長塚節 「炭燒のむすめ」
...あたかもふぐりに火がついて乗物いっぱいに延びひろがり...
久生十蘭 「玉取物語」
...式根島の大陰嚢(おほふぐり)というは...
久生十蘭 「玉取物語」
...ふぐり玉とは、そもいかなるものかというに、是に就いては「たあへるあなとみあ」と、えさりうすの「解剖学」に精細に記述されている...
久生十蘭 「玉取物語」
...左のふぐり玉は右よりも稍々低位にあるが通例なり...
久生十蘭 「玉取物語」
...ふぐり玉の表は靱(つよ)く平滑なる白色の膜にして...
久生十蘭 「玉取物語」
...ふぐりの構造も同様であろうと思われる...
久生十蘭 「玉取物語」
...牛馬のふぐりを試みられたら...
久生十蘭 「玉取物語」
...ふぐりなどはどうでもいいのじゃ...
久生十蘭 「玉取物語」
...殿のふぐりは譬えにならないようなものだが...
久生十蘭 「玉取物語」
...御ンふぐりのふくれぐあいを測っていられたろうか...
久生十蘭 「玉取物語」
...殿のふぐり玉に殉死をねがうものが出てきた...
久生十蘭 「玉取物語」
...男にあっては鰒玉(ふぐりだま)...
久生十蘭 「玉取物語」
...ふぐりの右の方を五六寸も截(きり)割りたりとか...
久生十蘭 「玉取物語」
...かくて投げ出したる縄を各一本づつ引きてそのうち胴ふぐりを引きあてたる者がその場の賭物を取る...
正岡子規 「墨汁一滴」
...あの大ふぐりのウフヂキュウなどともよく似ている...
柳田国男 「海上の道」
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