...雨の降る日は老爺は盡日(ひねもす)圍爐裏に焚火をして...
石川啄木 「散文詩」
...寂寞として見えた――風は終日(ひねもす)無かった...
泉鏡花 「婦系図」
...彼女は人が変ったように終日(ひねもす)おのれの小さい室に引籠(ひきこも)って...
海野十三 「恐しき通夜」
......
中島敦 「河馬」
...終日(ひねもす)雀の鳴聲を聽きながら...
萩原朔太郎 「宿命」
...ひねもす生殖のいとなみ……それでよいではございませんか...
林芙美子 「新版 放浪記」
...一日怠(おこた)る事(こと)のあれば終日(ひねもす)氣持(きもち)の唯(たゞ)ならず...
樋口一葉 「われから」
...昼は終日(ひねもす)夜は終夜(よもすがら)...
二葉亭四迷 「浮雲」
...いろ青き魚はなにを悲しみひねもすそらを仰ぐや...
室生犀星 「性に眼覚める頃」
...終日(ひねもす)兀坐(こつざ)する我讀書の下に...
森鴎外 「舞姫」
...四終日(ひねもす)...
吉川英治 「三国志」
...終日(ひねもす)...
吉川英治 「私本太平記」
...終日(ひねもす)...
吉川英治 「新書太閤記」
...親鸞や弟子たちの終日(ひねもす)の労をなぐさめた...
吉川英治 「親鸞」
...終日(ひねもす)...
吉川英治 「平の将門」
...終日(ひねもす)...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...終日(ひねもす)...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...一つ……終日(ひねもす)食わず夜もすがら寝覚(ねざ)めに思う益もなし二つ……ふた心なき武士(もののふ)の一番槍にしおで首三つ……三度諫(いさ)めて聞かざれば腹に窓あけ死出の旅二芸妓(おんな)は呼ばずに...
吉川英治 「松のや露八」
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