...ひねもす波騷ぐ岸を辿りし名殘にやと...
大町桂月 「房州紀行」
...夕陽沈む迄ひねもすここに殘らんず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ひねもすぶんぶんにぎやかになった...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...ひねもす彼は、服従でうんざりしてゐた聡明な彼、だがあのいやな顔面痙患つてをり、その目鼻立ちの何処となく、ひどい偽嬌を見せてゐた...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...例えば鶯(うぐいす)のあちこちとするや小家(こいえ)がち 蕪村春の海ひねもすのたりのたり哉(かな)蕪村の如く...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...終日(ひねもす)雀の鳴聲を聽きながら...
萩原朔太郎 「宿命」
...なたねなの花は川邊にさけど遠望の雪午後の日に消えやらず寂しく麥の芽をふみて高き煉瓦の下を行くひとり路上に坐りつつ怒りに燃えこの故郷(ふるさと)をのがれいでむと土に小石を投げあつる監獄署裏の林より鶫ひねもす鳴き鳴けり(滯郷哀語篇より)...
萩原朔太郎 「早春」
...ああ故郷にあればいのち青ざめ手にも秋くさの香華おとろへ青らみ肢體に螢を點じひねもす墓石にいたみ感ず...
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...ひねもすけふも光れるぞ...
萩原朔太郎 「吹雪」
...行い澄ました顔でひねもす長い胴着を編みかえし...
久生十蘭 「我が家の楽園」
......
三好達治 「寒林小唱」
...「見ずもあらず見もせぬ人の恋しくてひねもす今日はながめ暮らしつ」という古歌を引いて書いてある所を御覧になった時に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...終日(ひねもす)...
吉川英治 「私本太平記」
...終日(ひねもす)...
吉川英治 「新書太閤記」
...終日(ひねもす)...
吉川英治 「新書太閤記」
...終日(ひねもす)...
吉川英治 「新書太閤記」
...ひねもす河原に啼(な)いている虫とひとつに...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...終日(ひねもす)...
吉川英治 「宮本武蔵」
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