...ああばかばかしい...
伊藤左千夫 「隣の嫁」
...全くばかばかしいの一語につきますよ...
海野十三 「地球要塞」
...僕はばかばかしい見張り役です」「では...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...ばかばかしいと思った...
太宰治 「パンドラの匣」
...このごく短かいかなりばかばかしい肉体的な争いの直前にあつたに違いない...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...クリストフの悲惨な境遇についてばかばかしいことを述べたて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...武士道が亡びても苦しうござらぬか」「苦しうござらぬ」「これは意外な仰せを承る」「この世に敵討ということほどばかばかしいことはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...ばかばかしい話で...
中里介山 「大菩薩峠」
...その早朝からばかばかしい図抜けた声に...
中里介山 「大菩薩峠」
...ばかばかしいことを...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...嫌味(いやみ)を言おうと思っているのか、ばかばかしい、そんなことでもすれば別れるのにいい機会がとらえられるというものだと私は思っていましたが、賢女ですもの、軽々しく嫉妬(しっと)などをするものではありません...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...實にばかばかしい話だが...
室生犀星 「末野女」
...凡そばかばかしいことにも思はれる...
室生犀星 「はるあはれ」
...生涯のぎりぎりの年になって掴み合い殴り合うほどのばかばかしい怒りを感じること自体に...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...あんな当ての違ったばかばかしいことったら近ごろありゃしません...
森下雨村 「五階の窓」
...その申し訳があまりにも頓馬でばかばかしいから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「よせよせ、ばかばかしい、おまえ雌を呼んでるんだろう、つまらねえぞ雌なんか、あんなものはうっちゃっとけよ、すべて雌なんてものは、――」彼はふいに口をつぐんだ...
山本周五郎 「風流太平記」
...ばかばかしい...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索