...生ぬるい人間の呼吸が気味悪い...
梅崎春生 「風宴」
...もつと手ぬるい問題にあつてさへ君の日ごろの高雅な文學論を持てあまして...
太宰治 「陰火」
...生ぬるい液体がたらたらと私の頬を濡(ぬ)らした...
谷崎潤一郎 「鍵」
...何とも知れぬなまぬるい液体の...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...そのなまぬるい泥濘(でいねい)の浴場では...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...たいさんのやり方も手ぬるいと思った...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ぬるい水のなかへ顏をひたしてゐると...
林芙美子 「濡れた葦」
...タンボリンや笛などという手ぬるいことでは...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...「ガラマサ」北支漫談は今迄のでは手ぬるいのでいさゝか薬をきかせることにした...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...お風呂のぬるいのに入って遊んで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ぬるい水を足さきに浴びた...
室生犀星 「童子」
...八は別当の手ぬるい様子を見て...
森鴎外 「金貨」
...酒がぬるいぞ」――おそれながら...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...とてもそんな手ぬるい結い方では満足しないらしい...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...人間もさうだ!手ぬるい夢や憧憬(あこがれ)や...
與謝野寛 「南洋館」
...「もしや」といえるような生ぬるい情勢ではない...
吉川英治 「黒田如水」
...わが君、この時に起たれて、天機に応じ、虚をついて、一せいに都へ攻め入り給わば、必勝は火をみるよりも明らかであり、上(かみ)は天子を扶け、下は万民の大幸と、謳歌されるでありましょう」「……ほう」と、袁紹の返辞は、依然、生ぬるい...
吉川英治 「三国志」
...そんな生ぬるい形式を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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