...それほどだいたんではありませんでした...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「人魚の姫」
...お互ひにまだ別れなかつた時の事を基礎(どだい)に想像する...
石川啄木 「鳥影」
...どだい卒業しようとする腹がなかつたとしたなら...
太宰治 「猿面冠者」
...どだい、この手記にあらわれる彼は、百姓のような姿をしているけれども、決してあの「イデオロギスト」たちの敬愛の的たる農夫では無い...
太宰治 「親友交歓」
...どだい、君、虫が好すぎるぞ...
太宰治 「葉」
...どだいそんな、歴史的なものじゃあ無えような気がする...
太宰治 「春の枯葉」
...」とかっぽれは言下に否定して、「どだい、婦人参政権と口紅との間には、致命的な矛盾があるべきわけのものではないと思うんだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...どだい彼女は、小造りで若く見えるから、たすかる...
太宰治 「渡り鳥」
...どだい私は芸人の家に生れたものでは無く親は三縁山増上寺の法衣の御用を足して居りまして...
談洲楼燕枝(二代) 「燕枝芸談」
...わたしはどだい受付ける勇気もなかった...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...そんな考えがどだい...
豊島与志雄 「死因の疑問」
...おまえたちの頭(あたま)の上(うえ)に屋根(やね)の土台(どだい)も残(のこ)らないよう...
ダグラス・ハイド Douglas Hyde 館野浩美訳 「クリナーンの御殿」
...どだい量目などはめちゃくちゃであった...
服部之総 「明治の五十銭銀貨」
...それがどうしたといふのぢや? どだい諸君にとつては...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...宿代(やどだい)さえ払えなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...「この小屋にはずいぶん高い宿代(やどだい)をはらった」こう言ったかれの声はふるえた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...亀山で奉公して十五円貰うてたのやが、どだい、こうなったらもうわやや...
横光利一 「南北」
...どだい出来ぬ相談なばかりか...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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