...よろけるのをまたぐいと引き寄せて「君の眼はどだい節穴だよ」「そうかい」「ちと確りしろ...
「草藪」
...私のやうなものが名乘りを擧げてみたつて、どうにもならんし、どだいどうも、私たちの訪問は唐突だよ...
太宰治 「お伽草紙」
...どだい、男らしくないぢやないか、と子供でも、また大人でも、いやしくも正義にあこがれてゐる人間ならば、誰でもこれに就いてはいささか不快の情を覺えるのではあるまいか...
太宰治 「お伽草紙」
...どだいお前は失敬じゃないか...
太宰治 「貨幣」
...どだい、興味が無い...
太宰治 「女類」
...どだい僕には、どんな人が偉いんだか、どんな人が悪いんだかその区別さえ、はっきりしない...
太宰治 「新ハムレット」
...どだい、この手記にあらわれる彼は、百姓のような姿をしているけれども、決してあの「イデオロギスト」たちの敬愛の的たる農夫では無い...
太宰治 「親友交歓」
...どだい、あんな姿で、お酌(しゃく)するなんて、失敬だよ...
太宰治 「眉山」
...酷冷、厳徹、どだい、人間なんて問題にしていない...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...どだいあの野郎には...
太宰治 「渡り鳥」
...どだい彼女は、小造りで若く見えるから、たすかる...
太宰治 「渡り鳥」
...もとの飼い主の家ではよほどだいじにして育てられたものらしい...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...どだい量目などはめちゃくちゃであった...
服部之総 「明治の五十銭銀貨」
...それが植木屋にどれほどだいじなものかわかっていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...どだい文学というものは...
宮本百合子 「新しい文学の誕生」
...「どだい疲れきつてるのさ...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...半分もぐりこんだまま縁(えん)の下の土台(どだい)にかじりついて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...弟の話はどだい問題にならんナンセンスか...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「真珠の首飾り」
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