...ややアナキシマンドロスの考えに似たところがある(九八頁参照)...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...そうして家を見渡したところが...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...ところがその辺に桜(さくら)ン坊(ぼう)という例のストリート・ガールが網を張っているのだ...
海野十三 「地獄街道」
...ところが、ここで係長の暗中模索に、やがてひとつの光が与えられた...
大阪圭吉 「坑鬼」
...ところが、翌朝早く、主人は部屋々々を起して廻つて部屋代を取立てた...
武田麟太郎 「日本三文オペラ」
...しかし一面にはまた学徒の属する民族的活動なりその時代の世界の動きなりに対して学術自身の立場から直接に貢献するところがなければならぬ...
津田左右吉 「日本に於ける支那学の使命」
...ところが日本ではそれが許されない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...もとはといえば親爺さんが前々から僕に含むところがあったからなんです...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ところが今では、彼はオリヴィエ以上になっていった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そうして今晩も泊るところがなければ...
中里介山 「大菩薩峠」
...「ところが、あにはからんや、それが強盗(ごうとう)でした...
新美南吉 「丘の銅像」
...ところが、この土器(どき)を長(なが)く使用(しよう)してゐるうちに水垢(みづあか)がついたり、魚(さかな)や獸(けだもの)の脂(あぶら)がしみ込(こ)んだりして、そのために水氣(すいき)もしみ出(だ)さないようになりますので、當時(とうじ)はおそらく新(あたら)しい土器(どき)よりも使(つか)ひ古(ふる)された土器(どき)の方(ほう)が大切(たいせつ)がられたかも知(し)れません...
濱田青陵 「博物館」
...ところが叔父が、あなたに弁護をお願いしろと言い張るものですから、叔父の気を損じないためにそうしました...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...」「ところが、あの男が逆に、我々を不審のかどで逮捕するようなことになったなら?」「どうしてそんなことが?」「左様、あの男がもし、密かに派遣されたものだとしたら、どうします? もし秘密の使命をおびてやって来ているのだとしたら? 死んだ農奴だって! ふむ! そんなものを買うような振りをして、その実は、ひょっとすると、謂ゆる死因不明として片づけられた変死人のことでも何か探り出す手じゃないのかな?」この一言に、期せずして一同は黙りこんでしまった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ところが他殺でないことがわかったきょうでも...
宮本百合子 「権力の悲劇」
...それよりもまだ派手(はで)なところが見えないでもない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...柄のところが晒(さら)し木綿で巻いてあり...
山本周五郎 「季節のない街」
...「ところがふしぎなことにそうでもねえんだな...
山本周五郎 「さぶ」
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