...変な言いがかりを本当にしようと何やらでっち上げたに決まってる...
東健而訳 大久保ゆう改訳 「瀕死の探偵」
...小田切大使がどうしても二人の恋を許さなかったとしたら?私はすっかり吉岡を犯人にでっち上げて考えている処へ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...でっち上げたものです...
太宰治 「惜別」
...作家というものは醜怪な何やらわけのわからんものにでっち上げてしまうのです...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...でっち上げてみたりもする...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...科学的理論の代りに妄想の体系をでっち上げたり...
戸坂潤 「思想としての文学」
...もう一つは――この点でおかみはあの男の手伝いをしたわけだが――私の不誠実というものをでっち上げたことだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...ふしだらをでっち上げるものなのだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...妻が感情的だとか神経症だとかでっち上げとか言って...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...突嗟に圓朝はでっち上げた...
正岡容 「小説 圓朝」
...――拠所(よんどころ)なく雪の道具だけに講釈で聴いて覚えていた「鉢の木」をいい加減にでっち上げて...
正岡容 「小説 圓朝」
...あなた方のお国がそれをプロパガンダにでっち上げるかもしれず...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...後から加えられた・うその・でっち上げの・部分に関する記憶を消滅させずにはおかないからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その思いのままにでっち上げた国家において...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼らの所説はけっきょく人間がでっち上げた仮説にすぎないと考える...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人間がその創意をもってでっち上げた神の像といえば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その上想像によってそれをでっち上げるまでもあるまい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「彼は自由の身となりたくてその諸地方を謀反(むほん)させようとしている」という嘘の告訴と証拠とをでっち上げた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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