...二人がてんでんに切符を出そうとする時...
有島武郎 「或る女」
...港を出てからてんでんばらばらに散らばって...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...と黒鳥の歌が松の木の間で聞こえるとともに馬どもはてんでんばらばらにどこかに行ってしまって...
ストリンドベルヒ August Strindberg 有島武郎訳 「真夏の夢」
...それはてんでんがちがったことをいって...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「ひこうかばん」
...てんでんにもって...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「もみの木」
...てんでんがいったあ...
泉鏡花 「海異記」
...てんでんにいいたい言葉を源一にはきかけると...
海野十三 「一坪館」
...みんなてんでんに...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...てんでんに赤襷白襷の見るも甲斐/\しいいでたちで...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...てんでんに片方には米俵を肘突きにし...
牧野信一 「船の中の鼠」
...てんでんが軽い背嚢をしじゅうしょっているほうが楽であった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...てんでんにいろんな希望を述べあつたが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...彼等はてんでんに寝ころんだ...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...このように諸説が限りなくてんでんばらばらであることは別にしても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...なるほど王様のためにはわが国のてんでんばらばらな諸党派諸地方をその法令の下にご統率遊ばされるという吉兆を示しているのかも知れないが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...てんでんばらばらに弾けた...
矢田津世子 「反逆」
...しめえにゃアてんでんが...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...恨むならてんでんを恨めばいいんだ...
山本周五郎 「五瓣の椿」
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