...てんでんがいったあ...
泉鏡花 「海異記」
...てんでんの方角から砂を集めることで夢中になっていたでしょうから...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...みんなてんでんに...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...てんでんばらばら...
太宰治 「春の盗賊」
...てんでんまちまちの形で群がって...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...てんでんばらばらになつてゆくより...
林芙美子 「浮雲」
...この四人はてんでんばらばらになって...
林芙美子 「おにおん倶樂部」
...てんでん思い思いに何ともいえぬ恰好をして坐っている...
久生十蘭 「魔都」
...てんでんに赤襷白襷の見るも甲斐/\しいいでたちで...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...てんでんに好い年をしくさつて...
牧野信一 「円卓子での話」
...わたしたちはてんでんに腹(はら)をすかしきっていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...二人の子どもがてんでんにかれの両わきに席(せき)をしめた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...てんでんの楽器(がっき)を持って...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...てんでんにじょうだんを言い合ったりしていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...彼等はてんでんに寝ころんだ...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...矛盾や独断がてんでんばらばらにそれみずからを主張しながら...
宮本百合子 「あとがき(『二つの庭』)」
...その酒を注(つ)いだ杯(さかずき)をてんでんに持って...
森鴎外 「かのように」
...人民が分裂したキリスト教会の司祭たちと共にてんでんばらばらであるのを見ると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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