...だからちっとばかしだけれど...
泉鏡花 「婦系図」
...ちっとばかし人様にも知られた男ですぜ...
田中貢太郎 「寄席の没落」
...彼女はほんのちっとばかし箸(はし)をつけただけであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...ちっとばかしちがうの」「何を――手前なんぞ...
直木三十五 「寺坂吉右衛門の逃亡」
...ちっとばかしちがうんだ...
直木三十五 「南国太平記」
...ちっとばかし、ちがってるってのは、それだけじゃあねえ...
直木三十五 「南国太平記」
...ちっとばかし眉つばものだ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ちっとばかし大物だ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...今度はちっとばかし口惜しいわけだね?」「何がで...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ちっとばかし変っているのですからね――そして...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ちっとばかしだらしがねえ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「そうか、そうすりゃあ、これからおいらも、緩(ゆっく)り飲めるというものだが、しかし、その留守に、おまはんに悪あがきをされると、ちっとばかし、困るからなあ」「悪あがきをするッて、あたしが逃げ出しでもするというのかえ?」お初は、おかしそうに笑った...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それで、ちっとばかし、お願いが出来たわけなの」言葉つきも、親しみが加わり、遠慮が無くなった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ちっとばかし凄いねえ――ふん...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...ちっとばかし思いあがりようが過ぎやしないか? そんなら言ってやろう...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...この肉がちっとばかしほしいもんだから...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「うまい商売」
...みんなちっとばかしほしがってやがる...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「うまい商売」
...ちっとばかしの田を抵当にするって初めっから言ってるしべ...
矢田津世子 「凍雲」
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