例文・使い方一覧でみる「だだっ広い」の意味
スポンサーリンク...良人を釘店（くぎだな）のだだっ広い住宅にたった一人（ひとり）残したまま... 
有島武郎 「或る女」
...天井の高いだだっ広い台所にともされた五分心（ごぶしん）のランプと...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...ただだだっ広い中を...
泉鏡花 「歌行燈」
...湯は、だだっ広い、薄暗い台所の板敷を抜けて、土間へ出て、庇間（ひあわい）を一跨（ひとまた）ぎ、据（すえ）風呂をこの空地（くうち）から焚くので、雨の降る日は難儀そうな...
泉鏡花 「婦系図」
...だだっ広い草原がつづいていて...
海野十三 「地球発狂事件」
...さァ、こっちへ入ったり、入ったり」わしは、珍客の来訪にあって、だだっ広い、合宿の舎監（しゃかん）居間の一室へ招（しょう）じ入れた...
海野十三 「夜泣き鉄骨」
...だだっ広い石ころ道が島の中心をなす岩山を囲んで...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...だだっ広いロマンス・テーブルをひとりで占領するのは...
高見順 「いやな感じ」
...町幅のだだっ広い...
徳田秋声 「あらくれ」
...だだっ広い辻馬車に乗って...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...だだっ広い本陣の一間に...
中里介山 「大菩薩峠」
...だだっ広い石造の広間で...
野上豊一郎 「パリの地下牢」
...だだっ広い一棟で一室だけだったが...
長谷川時雨 「渡りきらぬ橋」
...うっすらと見える涯しもなくだだっ広い通りを揺られて行った...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...暗くてだだっ広い玄関へ入った...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...雑司ヶ谷のだだっ広い家には私ひとりきり取り残されていたのだった...
堀辰雄 「菜穂子」
...雑司（ぞうし）ヶ谷（や）のだだっ広い家には私ひとりきり取り残されていたのだった...
堀辰雄 「楡の家」
...だだっ広いだけのその荒地のほぼ中ほどに...
山本周五郎 「青べか物語」
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