例文・使い方一覧でみる「だだっ広い」の意味

...ただだだっ広い中を... ただだだっ広い中をの読み方
泉鏡花「歌行燈」

...湯は、だだっ広い、薄暗い台所の板敷を抜けて、土間へ出て、庇間（ひあわい）を一跨（ひとまた）ぎ、据（すえ）風呂をこの空地（くうち）から焚くので、雨の降る日は難儀そうな...
泉鏡花「婦系図」

...あるいは樹脂（じゅし）製と見えるだだっ広い天井が... あるいは樹脂製と見えるだだっ広い天井がの読み方
海野十三「怪星ガン」

...そこはだだっ広い三十坪ばかりの部屋だった... そこはだだっ広い三十坪ばかりの部屋だったの読み方
海野十三「人造人間事件」

...だだっ広い広場の前に立った... だだっ広い広場の前に立ったの読み方
海野十三「地球盗難」

...するとこのだだっ広い倉庫の中に... するとこのだだっ広い倉庫の中にの読み方
海野十三「東京要塞」

...だだっ広い石ころ道が島の中心をなす岩山を囲んで... だだっ広い石ころ道が島の中心をなす岩山を囲んでの読み方
江戸川乱歩「孤島の鬼」

...だだっ広いロマンス・テーブルをひとりで占領するのは... だだっ広いロマンス・テーブルをひとりで占領するのはの読み方
高見順「いやな感じ」

...荒れるにまかせた自分の田舎別荘のだだっ広い部屋から部屋へ... 荒れるにまかせた自分の田舎別荘のだだっ広い部屋から部屋への読み方
アントン・チェーホフ　Anton Chekhov 神西清訳「妻」

...だだっ広い茶の間を駈（か）けて歩いているのは葉子の別れた良人（おっと）によく肖（に）ている... だだっ広い茶の間を駈けて歩いているのは葉子の別れた良人によく肖ているの読み方
徳田秋声「仮装人物」

...」だだっ広い玄関の座敷にちょっとした椅子場（いすば）があり... 」だだっ広い玄関の座敷にちょっとした椅子場がありの読み方
徳田秋声「縮図」

...「いないのかえ」だだっ広い屋敷のうちが... 「いないのかえ」だだっ広い屋敷のうちがの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...だだっ広い石造の広間で... だだっ広い石造の広間での読み方
野上豊一郎「パリの地下牢」

...座へはいってしまうと――ことに東京座などはだだっ広いのと入りがなかったので...
長谷川時雨「マダム貞奴」

...雑司（ぞうし）ヶ谷（や）のだだっ広い家には私ひとりきり取り残されていたのだった... 雑司ヶ谷のだだっ広い家には私ひとりきり取り残されていたのだったの読み方
堀辰雄「楡の家」

...だだっ広い家の真中に掛かる燈火（ともしび）の光の薄らぐ隅々（すみずみ）には壁虫が死に絶えるような低い声で啼く... だだっ広い家の真中に掛かる燈火の光の薄らぐ隅々には壁虫が死に絶えるような低い声で啼くの読み方
水上滝太郎「山の手の子」

...何もないだだっ広い闇の果てに... 何もないだだっ広い闇の果てにの読み方
吉川英治「平の将門」

...本位田家のだだっ広い土間口に立って... 本位田家のだだっ広い土間口に立っての読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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