...ぞろぞろとついていきました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「ナイチンゲール」
...後からぞろぞろと七八人...
泉鏡花 「婦系図」
...と、左手の廊下から、ぞろぞろと四、五人づれの人があらわれた...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...ぞろぞろとついていきます...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...ぞろぞろ引上げて行かれた...
太宰治 「斜陽」
...僕はよくここにかうして坐りこみながら眼のまへをぞろぞろと歩いて通る人の流れを眺めてゐるのだが...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...ぞろぞろ野原へ吐き出される...
谷譲次 「踊る地平線」
...生徒はぞろぞろと潮(うしお)のように集まってはいって来た...
田山花袋 「田舎教師」
...紅い半襟や浅黄(あさぎ)の袖口やメリンスの帯などがぞろぞろと町を通った...
田山花袋 「田舎教師」
...ぞろぞろ帰る人も見受けられたにかかわらず...
徳田秋声 「挿話」
...女学校から生徒がぞろぞろ出てくる...
夏目漱石 「野分」
...白鉢巻をした小さな女学生の一クラスが校長と主任教師に引率されてぞろぞろとやって来ると...
原民喜 「壊滅の序曲」
...憩へる場所の一つもない死の街を人はぞろぞろ歩いて居り...
原民喜 「氷花」
...みんなぞろぞろやつて来ました...
村山籌子 「お猫さん」
...大友具簡をはじめ、島津道鑑(どうかん)、少弐頼尚(よりひさ)、ほか筑紫諸党の大将輩(たいしょうばら)も、ぞろぞろ、彼のあとについて行った...
吉川英治 「私本太平記」
...ぞろぞろと、その恰好で、旅館の門を出、反町さんを東道に、次の越後路巡りを、まず長岡へ向う...
吉川英治 「随筆 新平家」
...寝るか」ぞろぞろ立って大きな伽藍(がらん)の睡窟(すいくつ)へ思い思いに掻消(かきき)えると...
吉川英治 「源頼朝」
...なるほど、あの炭焼小屋からは真正面だ」「しかし、幾日で死ぬだろう」「まあ、十日も保(も)つか」「水があるから、案外長く生きてるぞ」「それにしても、二十日か、二十四、五日もたてば、この湿気だけでも、余病を起してくたばるに違いない」「では、三十日目に来てみるか」「その頃には、白骨になっているかも知れん」そんなことを言い合って、ぞろぞろと、立ち去ってしまった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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