例文・使い方一覧でみる「それはそれは」の意味

...それはそれは親身（しんみ）になってよく尽（つく）してくれ... それはそれは親身になってよく尽してくれの読み方
浅野和三郎「霊界通信　小桜姫物語」

...それはそれは酷い坂でね... それはそれは酷い坂でねの読み方
石川啄木「道」

...おれの妹ともあるものを、あんなやつの敷物（しきもの）にやれるかとおっしゃって、それはそれは、刀の柄（つか）に手をかけてご立腹になりました」こう言って、まるで根のないことをこしらえて、ひどいざん言（げん）をしました... おれの妹ともあるものを、あんなやつの敷物にやれるかとおっしゃって、それはそれは、刀の柄に手をかけてご立腹になりました」こう言って、まるで根のないことをこしらえて、ひどいざん言をしましたの読み方
鈴木三重吉「古事記物語」

...だしぬけにそれはそれは... だしぬけにそれはそれはの読み方
ドストエーフスキイ中山省三郎訳「カラマゾフの兄弟」

...」「それはそれは... 」「それはそれはの読み方
永井荷風「散柳窓夕栄」

...それはそれはお話にならないもので... それはそれはお話にならないものでの読み方
中原中也「蜻蛉」

...それはそれは好き！」「まアお嬢様... それはそれは好き！」「まアお嬢様の読み方
フランセス・ホッヂソン・バァネット　Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳「小公女」

...黙つてゐては際限もなく募つてそれはそれは癖に成つてしまひます...
樋口一葉「十三夜」

...それはそれは雀躍（こおどり）までして喜んだが... それはそれは雀躍までして喜んだがの読み方
二葉亭四迷「浮雲」

...お文を持ってまいった」「松枝町さま――それはそれは」じきに... お文を持ってまいった」「松枝町さま――それはそれは」じきにの読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...それはそれは大きな犬なんです... それはそれは大きな犬なんですの読み方
水野仙子「犬の威嚴」

...それはそれはいそがしいのでした... それはそれはいそがしいのでしたの読み方
宮沢賢治「カイロ団長」

...本当の資本家というのはそれはそれは抜け目がない... 本当の資本家というのはそれはそれは抜け目がないの読み方
宮本百合子「幸福の建設」

...そこで　それはそれは... そこで　それはそれはの読み方
村山籌子「二階の窓までのびたチユーリツプ」

...――それはそれは熱心に... ――それはそれは熱心にの読み方
山本周五郎「風流太平記」