...たとえば女を三字集めた姦(かん)、両男(りょうだん)の間に女を(はさ)んだ嬲(なぶる)(もっともこれは女のほうより左右(さゆう)にある男のほうが罪あるに相違ない)、奴(やっこ)、妄(みだる)、奸(みだす)、妨(さまたげる)、妖(わざわい)、妬(そねむ)、婪(むさぼる)、嫉(ねたむ)のごときは悪い意味である...
新渡戸稲造 「自警録」
...そねむ者たちを見下す権力のはじめから備わっている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...」茨曾根村(いばらそねむら)は中蒲原郡白根町(しろねまち)の南にある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...秀吉の功をそねむ心理が多分に醸(かも)されていたのである...
吉川英治 「黒田如水」
...――将軍の威望をそねむ鼠輩(そはい)の盲動...
吉川英治 「三国志」
...人の寵(ちょう)をそねむものと...
吉川英治 「三国志」
...ひとの立身出世はやたらにそねむ...
吉川英治 「私本太平記」
...藤吉郎の功をそねむものと...
吉川英治 「新書太閤記」
...人をそねむ賊の頭目など...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ご本望じゃあるまいか」「そねむのは...
吉川英治 「親鸞」
...四郎義実は、なお戯(たわむ)れて、「やあ、そねむな老人...
吉川英治 「源頼朝」
...そねむのは優れた価値を引きおろすことであり...
和辻哲郎 「埋もれた日本」
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