...断言いたし得るのを幸いに思います...
上村松園 「あゝ二十年」
...その際最もいい処置をなし得る者は自分であるという信念をもっていられる...
海野十三 「火星探険」
...想像し得るあらゆる美しい曲線が...
江戸川乱歩 「悪霊物語」
...パルリダ」をも絶滅し得ると云うて居る...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...物を生物学的に観察し得る素養ができるのである...
丘浅次郎 「生物学的の見方」
...翼の重さを托(たく)し得る此の空気の抵抗が必要だということを識(し)らぬのです...
太宰治 「鬱屈禍」
...吾々は現にかくの如き意味に於て永遠にして而も変化し得るものを持っている...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...管原節雄氏という人と先に云った三島康夫氏などもここに位いし得る...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...斯う云ふ意味での俗を離れた急用を理解し得る女であつた...
夏目漱石 「それから」
...それを成立たしめる筈の又しかなし得る筈の絶對的他者そのものによつて...
波多野精一 「時と永遠」
...「藝術に依つて藝術を作り出」し得る確證を我々に與へる...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...もし何らかの推論がそれから引き出し得るとすれば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...どこまでも區別が存在し得るのである...
三木清 「人生論ノート」
...あれほど根本的に否定し得る自己反省力」と言われました...
三好十郎 「恐怖の季節」
...推断し得るであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...好都合な事情の下においては人口は二十五年で倍加し得ると計算されている...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...ここに我々は先秦の文化や漢文化が一つの文化の異なった時代と考えられる窮極の根拠を見いだし得ると思う...
和辻哲郎 「孔子」
...僅か数カ月で読み書きし得るようになるからである...
和辻哲郎 「鎖国」
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