...「沈默(しじま)」のあぐむ森ならじ...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...少しでも声を立てて深い寂黙(しじま)を破るのが...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...『沈默(しじま)』のあぐむ森(もり)ならじ...
薄田淳介 「白羊宮」
...格子縞(こうしじま)の鳥打帽をまぶかにかぶって...
太宰治 「秋風記」
...・春寒い鼠のいたづらのあと・春がしける日のなにもかも雑炊にしてすする・たたきだされて雨はれる百合の芽である・春時化のせせらぎがきこえだした・林も水があふれる木の芽土のしじまの芽ぶいてきた雑草草萠えるあちらからくる女がめくら籠りをれば風音の煤がふる暮れるまへの藪風の水仙の白さどこかで家が建つだいぶ日が長うなつた・やつと山の端の三日月さん追加一句春時化(シケ)...
種田山頭火 「其中日記」
...これな寂莫(しじま)にほとぶなり……これやこの...
中原中也 「山羊の歌」
...重(かさ)なる水の蹙(しじま)って行く...
夏目漱石 「虞美人草」
...今ぞ世は驚かれぬるパン神の領かたまたま堪へぬ寂寞(しじま)に...
萩原朔太郎 「短歌」
...おもいでは生よりも甘しとわれ暗黒(やみ)と静寂(しじま)の中に彼女(かれ)の胸の鳴るをきくその音をきけば...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...夜のしじまを破るもの音は...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...茂りて物蔭の沈黙(しじま)をなす...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
......
八木重吉 「秋の瞳」
...後に隅田(すみだ)川東の牛島(うしじま)の弘福寺(こうふくじ)へ引っ越していることが分りました...
柳田國男 「日本の伝説」
...更(ふ)けてゆく夜のしじまに...
山本周五郎 「日本婦道記」
...夜の静寂(しじま)をまもっている...
吉川英治 「神州天馬侠」
...この辺りの森と水の静寂(しじま)へ避けて...
吉川英治 「新書太閤記」
...しばらく春の夜の静寂(しじま)に放心を楽しんでいたが...
吉川英治 「親鸞」
...カラカラとひびく山中の静寂(しじま)――...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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