...かたちなき水にうかびてならべたるふたつの櫂(かい)は「徒然(つれづれ)」の櫂「無言(しじま)」がい...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...同じこうしじまの背広をきていました...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...派手(はで)な格子縞(こうしじま)のスカートに...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...やはり派手な格子縞(こうしじま)のハンチングなど...
太宰治 「おしゃれ童子」
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立原道造 「優しき歌 ※[#ローマ数字1、1-13-21]・※[#ローマ数字2、1-13-22]」
...万象の死んでる沈黙(しじま)の中で...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
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逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
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三好達治 「池のほとりに柿の木あり」
...ふつくらとした雪の面の 疎林の影の美しさここに私は彳ちどまる 聖なる正午この丘のほとりにあつて 歩み去る時を感ずる旅人の 年老いて疲れた心の沈默(しじま)の憩ひ...
三好達治 「憩ひ」
...茂りて物蔭の沈黙(しじま)をなす...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...すぐ元のしじまに返って――ほどなく...
吉川英治 「私本太平記」
...山あいの静寂(しじま)に発しながら...
吉川英治 「新書太閤記」
...茶室の静寂(しじま)をやぶるただひとつの音であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...梨地蒔絵(なしじまきえ)の太刀一腰(ひとこし)与えただけで...
吉川英治 「新書太閤記」
...山間の無気味なしじまが...
吉川英治 「新書太閤記」
...五ふかい樹立(こだち)が静寂(しじま)の闇と漆(うるし)を湛えたような泉の区域を囲んでいた...
吉川英治 「親鸞」
...蛍(ほたる)のひそむような静寂(しじま)が残っていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...春野のうららかな静寂(しじま)をやぶッて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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