例文・使い方一覧でみる「しきりに」の意味
スポンサーリンク...しきりに服を引張るので... 
海野十三 「英本土上陸戦の前夜」
...世間がしきりに諸君に注入しようとした...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...思えばこの春からしきりに機会を求めては老人に接近したがったのは...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...としきりに神官の肩ごしに私に呼びかけている...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...後生ですからここへ来て手を貸して下さい」薄暗い中でしきりに女の声...
中里介山 「大菩薩峠」
...しきりにザワザワとざわついているらしいのが一層気になる...
中里介山 「大菩薩峠」
...しきりにはしゃいでいるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...しきりにその辺を撫（な）で廻していた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...しきりに御化粧を施（ほどこ）している...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一人が何かいはうとしては、キユツといふだけなのに、あとの二人は、しきりに、こつくりこつくりと頷きつづけてゆく――明るい室でそこまでは去年の夏の話だが、今年もおなじ時節がめぐつて來た...
長谷川時雨 「夏の夜」
...しきりに顔つきや手真似でからかいかけているのなどがひょいと目に映ったりした...
堀辰雄 「木の十字架」
...しきりに憶ひ出さうとしながら...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から」
...しきりに何か捜しているようであった...
室生犀星 「香爐を盗む」
...失業者の帰農東京・大阪で失業々々としきりにいうのは...
柳田国男 「雪国の春」
...しきりに房二郎にからみだした...
山本周五郎 「へちまの木」
...しきりに探し廻っている...
吉川英治 「江戸三国志」
...暖風しきりに北へ吹いて...
吉川英治 「三国志」
...どんなひびきを近代人のこころに生むか？ ――をしきりに書かれたり演劇化されたりしたことがある...
吉川英治 「親鸞」
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