...かわいそうなさすらい人ですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...無条件の逗留を許された盲目のさすらい人の声であります...
中里介山 「大菩薩峠」
...その中の「さすらい人」一曲だけでも...
野村胡堂 「楽聖物語」
...「さすらい人」「魔王」「鱒(ます)」「死と乙女」「汝(なれ)こそ我(わ)が憩(いこ)い」「連祷(れんとう)」――等...
野村胡堂 「楽聖物語」
...第二楽章に歌曲「さすらい人」から採(と)った主題と変奏を持っている...
野村胡堂 「楽聖物語」
...「魔王」「セレナード」「さすらい人」などは代表的なレコードだろう(ポリドール...
野村胡堂 「楽聖物語」
...「さすらい人の幻想曲」「アテネの廃墟の幻想曲」などリスト得意の編曲物だが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...シューベルトのものを二つ――最初は「菩提樹(リンデンバーム)」それから「さすらい人(ヴァンダラー)」駒鳥絹枝の歌の美しさを...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...「菩提樹(リンデンバーム)」や「さすらい人(ヴァンダラー)」の美しさ...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...ゆくえも知らぬさすらい人の巷なりけり...
林芙美子 「新版 放浪記」
...いつでもこの詩が愛誦されたときだった社会主義リアリズムをはな/″\しく引っさげて打って出た時は皮肉にも彼が実にリアルに沈滞した時だっただが彼の沈滞は一九〇五年のベードヌイ以上ではないさすらい人めいた述懐がちらつこうと常に中国人民に詩と情熱をそそいでいる森山でなければならぬ...
槇村浩 「人民詩人への戯詩」
...「さすらい人になっておりましたころから非常に私も衰えてしまいました...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...さすらい人(びと)――鳥瞰(ちょうかん)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...西行(さいぎょう)のごときさすらい人とならない限りは...
吉川英治 「親鸞」
...天涯漂泊(てんがいひょうはく)の一さすらい人(びと)であったことは...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...彼が名もなき一人のさすらい人としてアテネの町を歩く...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??