...「ごもっともです」事務長は虻(あぶ)に当惑した熊(くま)のような顔つきで...
有島武郎 「或る女」
...昂奮(こうふん)せられるのはごもっともですが...
海野十三 「心臓盗難」
...御無理ごもっともで相手の我がままを通させるようになったのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...御道理(ごもっとも)でござります...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...そんな動議を呈出するのは」「自分のものを自分が棄(す)てるんでしょう」「そりゃごもっともだがね……」「要(い)らないから棄てるんでしょう」「要らないって……」「本当に要らないんですよ...
夏目漱石 「虞美人草」
...安兵衛 ごもっともです...
長谷川伸 「沓掛時次郎 三幕十場」
...そう言ってください」「ごもっともです...
久生十蘭 「あなたも私も」
...本校の修身と申しますものはもっぱら牛道の基礎となる騎士的精神に磨きをかけるためでございます」「ごもっともさま...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...ごもっとものお言葉...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「ごもっともなお話だと思いますがね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「ごもっともでございます...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私は他のことと思い合わせてごもっともだと思われる点がありますよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「ごもっともなことですよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...酒もわしには慰めにならない」「ごもっともでございます」「おりん...
吉川英治 「江戸三国志」
...いやごもっともです...
吉川英治 「三国志」
...もはや堪忍もいつ破れるか知れぬ気がする」「ごもっともです」「――ただ...
吉川英治 「三国志」
...――が、勝家の執拗(しつよう)な言に、今はぜひなくというような容子で、「いや宿老のおことばは、ごもっともです...
吉川英治 「新書太閤記」
...まことにごもっともで」「苦しゅうない...
吉川英治 「新書太閤記」
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