...生粋(きっすい)の江戸前でしたろう...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...のこり四十名はいずれも生粋(きっすい)の日本人でございます...
海野十三 「火薬船」
...吃水(きっすい)の浅いボートを一隻...
海野十三 「恐竜島」
...生粋(きっすい)のアメリカ人だ...
海野十三 「諜報中継局」
...旦那様と違って生粋(きっすい)の江戸ッ子で...
大阪圭吉 「幽霊妻」
...生粋(きっすい)の琉球の泡盛を売っていて...
高見順 「如何なる星の下に」
...智能の世界においての貴族である彼は社会の一員としては生粋(きっすい)のデモクラットである...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...やはりまぎれもない生粋(きっすい)のオランダ人だという事であった...
寺田寅彦 「異郷」
...それにしてもわれわれ生粋(きっすい)の日本人のほんとうに要求する音映画はまだどこにもない...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...ともかくもその瞬間に自分が子供の時分に夢みていた生粋(きっすい)の西洋というものが忽然と眼前に現われて忽然と消えてしまったのであった...
寺田寅彦 「追憶の冬夜」
...喫水線(きっすいせん)上二百十七尺の高さに及ぶものがある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...東京の下町生粋(きっすい)の風俗を...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...シューベルトは生粋(きっすい)のウィーン児で...
野村胡堂 「楽聖物語」
...吃水線(きっすいせん)以下と上甲板とが密房組織の二重張になった...
服部之総 「黒船前後」
...生粋(きっすい)のロンドンっ子だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...それでも真情だけは並外れている博多ッ子の生粋(きっすい)が顔を揃えていた...
夢野久作 「近世快人伝」
...「へへへへ……」と笑いながら船首の吃水線(きっすいせん)下に投げ付けた...
夢野久作 「爆弾太平記」
...正行の姿はもう下山の道とは逆な吉水院(きっすいいん)の谷を東へ下がって...
吉川英治 「私本太平記」
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