例文・使い方一覧でみる「きざはし」の意味

...さうして宮の階段（きざはし）を上りながら... さうして宮の階段を上りながらの読み方
芥川龍之介「老いたる素戔嗚尊」

...すると其処の階段（きざはし）の上には... すると其処の階段の上にはの読み方
芥川龍之介「老いたる素戔嗚尊」

...けれども其血は神のゐる玉座の階（きざはし）にさへとゞきません... けれども其血は神のゐる玉座の階にさへとゞきませんの読み方
テオフィル・ゴーチエ　Theophile Gautier 芥川龍之介訳「クラリモンド」

...階（きざはし）の前へ引き据ゑました... 階の前へ引き据ゑましたの読み方
芥川龍之介「杜子春」

...神の申子或（あ）る夜（よ）社頭（しゃとう）の階段（きざはし）の辺（ほとり）に人（ひと）の気配（けはい）が致（いた）しますので... 神の申子或る夜社頭の階段の辺に人の気配が致しますのでの読み方
浅野和三郎「霊界通信　小桜姫物語」

...階（きざはし）の下に両膝（もろひざ）をついた... 階の下に両膝をついたの読み方
泉鏡花「貝の穴に河童の居る事」

...日ぞ忍び音に時雨れつる深草小野の柿の上枝（ほづえ）に熟（う）みのこる美（うま）し木醂（きざはし）... 日ぞ忍び音に時雨れつる深草小野の柿の上枝に熟みのこる美し木醂の読み方
薄田泣菫「泣菫詩抄」

...初夏やブロンドの髪黒き髪ざれごとを云ふ石のきざはし欧羅巴で妙なのは女の髪の色のまちまちなことであるが...
平野萬里「晶子鑑賞」

...階段（きざはし）の左右に膝（ひざ）をついて献上の趣を奏上した... 階段の左右に膝をついて献上の趣を奏上したの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...階段（きざはし）の上に倒れました... 階段の上に倒れましたの読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳「ファウスト」

...そして、神殿の内陣にいた、みどう清左衛門が立って、なにごとか叫び、きざはしの下の、部将すがたの一人が、舞台のそばへ歩み寄った...
山本周五郎「山彦乙女」

...階（きざはし）の一端に腰をおろして... 階の一端に腰をおろしての読み方
吉川英治「私本太平記」

...きざはしの下の轅台（ながえだい）にすえられ... きざはしの下の轅台にすえられの読み方
吉川英治「私本太平記」

...そこの階（きざはし）に... そこの階にの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...すると奥庭の欄（らん）の階段（きざはし）に... すると奥庭の欄の階段にの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...あたりは落葉に寂（せき）たるままな社殿があった――宋江は夢中で階（きざはし）を這いあがった... あたりは落葉に寂たるままな社殿があった――宋江は夢中で階を這いあがったの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

...「おお」階梯（きざはし）のうえに見えた吉光（きっこう）の前（まえ）は... 「おお」階梯のうえに見えた吉光の前はの読み方
吉川英治「親鸞」

...冬風のふせぎも粗末な仮御所の階（きざはし）の下... 冬風のふせぎも粗末な仮御所の階の下の読み方
吉川英治「日本名婦伝」

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