...「お転婆!」兄は母さへ止めなければ...
芥川龍之介 「雛」
...「芥川龍之介と来た日には大莫迦(おおばか)だわ!」何と云うお転婆(てんば)らしい放言であろう...
芥川龍之介 「文放古」
...お転婆娘を三人も育てて来た私などには...
上田広 「指導物語」
...昔のお転婆(てんば)なオフィリヤにかえって...
太宰治 「新ハムレット」
...お転婆の童女のような顔が好きなのだ...
田中英光 「野狐」
...お転婆の本性を現わして強情にも中々降参しない...
谷崎潤一郎 「少年」
...幼い頃(ころ)は至ってお転婆だったのだし...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...もう……お転婆(てんば)ばかりしているそうでな」と母親は笑った...
田山花袋 「田舎教師」
...お転婆娘の一団が...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...かの不貞無節なるお転婆(てんば)を事実の上において慚死(ざんし)せしめん事を希望します...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...あのお転婆(てんば)の姪の瑛子と...
野村胡堂 「死の予告」
...こんな面白い狂言があるものかって言うんです」お転婆で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一種のお転婆娘にある型通りな虚栄で...
牧野信一 「愚かな朝の話」
...お転婆な彼の従妹の道子は...
牧野信一 「爪」
...どうもお前はお転婆でいけない...
牧野信一 「晩秋」
...東京の学校へなんて入つたの?」「彼奴は手のつけられないお転婆で――バカだよ...
牧野信一 「晩春の健康」
...お転婆(てんば)もいゝ加減にするものだよ...
宮原晃一郎 「ラマ塔の秘密」
...時々国へ帰りはしたが東京にいる間は自由なお転婆な自分であっても...
若杉鳥子 「旧師の家」
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