...お臍(へそ)って字から訛(なま)ってきたのよ...
池谷信三郎 「橋」
...腹にはお臍(へそ)というものがあって...
梅崎春生 「Sの背中」
...お臍(へそ)に有(あり)ったけの力を入れました...
海野十三 「崩れる鬼影」
...相手は何処の誰でございますの?」女史は横目で妾のお臍(へそ)のあたりを睨みながら...
海野十三 「三人の双生児」
...お臍の上に味噌じゃあ……...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...お臍(へそ)の穴から...
直木三十五 「貧乏一期、二期、三期」
...お臍(へそ)で茶が沸く先年...
中里介山 「大菩薩峠」
...お臍(へそ)のあたりが破けでもしたやうな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お臍(へそ)と接吻(キツス)させて置いた財布でも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――あの女は眼が屆きさうだ」「矢張りお臍の胡麻を讀む方で――」無駄を言ひながらガラツ八は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も豊年坊主のお臍(へそ)で煙草を吸ふ藝當なら何べんも見せられましたがね」「無駄は宜いかげんにして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お臍(へそ)のあたりに印(いん)を結ぶと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...今でもお臍(へそ)の下ンところがぴくぴく動いてるわ...
山本周五郎 「嘘アつかねえ」
...――でも愛しあっていればお臍で茶も沸くっていうでしょ...
山本周五郎 「季節のない街」
...火をつけて差し出すと当人その吸口をお臍の穴にあて...
山本笑月 「明治世相百話」
...それから赤い湯もじをお臍の上までマクリ上げると...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...お臍の上に乗っけたまま...
夢野久作 「ココナットの実」
...すっかりお臍(へそ)をまげてしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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