...陳情団員の笑話など聞かされてそれでお終いであった...
犬田卯 「瘤」
...「今度もこれでお終い」彼はびっくりして跳び上った...
魯迅 井上紅梅訳 「白光」
...涙金を頂戴してそれでお終いよ...
梅崎春生 「蜆」
...――それでお終いだった...
海野十三 「蠅男」
...私はもうお終いです...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「機密の魅惑」
...お終いのほう忘れちゃった...
林不忘 「安重根」
...「もうお終いです」という声が戸内(うち)から聞こえる...
田山花袋 「一兵卒」
...もうお終いものの枝豆なども持って来た...
徳田秋声 「足迹」
...人間もそうなってはお終いだ...
戸坂潤 「社会時評」
...いまにもっともよき人を選んでね」「薹(とう)がたってはお終いだから……」「まア...
林芙美子 「泣虫小僧」
...これでお終いたアあンまり馬鹿にしているよ...
久生十蘭 「魔都」
...これでお終いだ」花子は目を瞠って...
久生十蘭 「魔都」
...テジタイ(物理学の「音」その儘な医者の声)じりじりっと肉が焦げたらお終いだドクトルの労賃はまた素的に高い腰髄魔睡が醒めると皮をはぐような疼痛看護婦の眼は冷たく氷色の侮蔑淫売婦...
細井和喜蔵 「泥沼呪文」
...お終いまで見度がるものだよ...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...……でも、もうお終いね...
山川方夫 「あるドライブ」
...私はここを通る度にパリーもこんな所のある限りは早やお終いだと思う...
横光利一 「欧洲紀行」
...大アジヤ主義もお終いだよ...
横光利一 「上海」
...もうお終いのところなんだ...
横光利一 「旅愁」
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