...歌留多(かるた)なら何時でもお相手になつて上げるから...
石川啄木 「鳥影」
...近所の商店の番頭さんのお相手をしていた...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...みんなのお相手をしました...
壺井栄 「柿の木のある家」
...私がそのお相手となり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この上なき誉を添ゆるものではござらぬか」「それが折悪(おりあ)しく……いや時も時とてあなた様のお相手に割当てられ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうしてその御身分のあるお方のお相手というのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...算盤(そろばん)を持つのが精一杯で大井樣のお相手はいたし兼ねます――が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お通夜の皆様のお相手をしております」「――――」「それは宜い具合でしたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一個撃(シングル)ならお相手するわ」と...
久生十蘭 「キャラコさん」
...圓朝にはそんな浮気のお相手はできません」「あら...
正岡容 「圓朝花火」
...ラミエ等あなたのお相手には好過ぎるわ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...それで彼だけは通勤でお相手に来るのだが...
山本周五郎 「菊千代抄」
...おまえは暫く梅田氏のお相手をしていて呉れ」そう云って東湖は立ち...
山本周五郎 「新潮記」
...たぶんおむずかりのお相手をしなければなるまい...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...折角こうしてお慰(なぐさ)みのお相手をしていても...
吉川英治 「江戸三国志」
...得物は金剛杖か栴檀刀(せんだんとう)をもってお相手する...
吉川英治 「剣難女難」
...ひと夜は双六(すごろく)のお相手でまたねむれず――すっかり寝不足がたまってしもうた」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...万が一にも、其許(そこもと)様よりお構いあるに於ては、やむを得ぬ儀、いささかの備えもござれば、お相手も仕り、そちら様へ乱入にも及びまするぞ』――この大音声を聞き惚(ほ)れてでもいるかのように、隣家はシーンとしているのだった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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