...こんな男じゃありませんよ」悪魔は警部の言葉にお構いなく...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...そんなことにお構いなく...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...「何もお構い出来ませぬが...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...相手のほうではお構いなしに跳ねったり...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...鈴木総裁にお構いなく内閣入りをする...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...お上の御慈悲で江戸お構いになり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...作中の登場人物は構想などにはお構いなく...
久生十蘭 「魔都」
...そんなことには一向お構いなしに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...お構いなく」と助五郎は一服つけて...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...もともと大使の奥様は私を余興の歌うたい扱いをしているんですから、欧米の社交界の慣例によって、プリマドンナをお客様に紹介する、エチケットも知ってか知らずか、お構いなしで、大統領はもちろんのこと、お客様に紹介しないで、私に歌をうたって頂戴とおっしゃるのです...
三浦環 「お蝶夫人」
...当のその人の耳があるのにお構いなしで...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...たかの知れたこれだけの女一人ただもう身体と心の裏表から隅々までをキレイきたないのお構いなしに着ているものをぬいでぬいで脱ぎ切って御存じのストリップ――皆さま見飽きていらっしゃいましょうがまあ...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...村方お構いならしゃるのに白い米の飯でも腹一杯食べて貰おうと思うてな...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...あなた様は気のふれた方のように少しもあたりをお構いにならずに...
室生犀星 「花桐」
...別してお構いは出来ませぬ...
山本周五郎 「おもかげ抄」
...伊兵衛はそんなことにはお構いなしで...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...お構い下さいませんように……ヘエ……アナタ……」と云って突返すので...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...そんな私の気持ちにはお構いなしに話をつづけた...
夢野久作 「一足お先に」
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