...このありがたいお情けは...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...お情けぶかい旦那がた!」「その子をおよこし!」と...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ねむい」
...お情けに何もお聞きなさらず...
中里介山 「大菩薩峠」
...裸体(はだか)にしないだけがお情けで...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうはおっしゃらぬけれど」「わたくしが殿様から前のようなお情けをいただきたいために...
中里介山 「大菩薩峠」
...あんまりお情けないことでございます...
中里介山 「大菩薩峠」
...お情け深い江戸の公方様(くぼうさま)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...お情けの配当を受けていた...
久生十蘭 「悪の花束」
...お情けをかけていただいて...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...俺らのうちの若旦那のお情けを蒙るなんて...
牧野信一 「バラルダ物語」
...私は貴方のお情けに縋ってお頼み申すのです...
松永延造 「職工と微笑」
...あわれ外道とも思(おぼ)せ、腰抜けとも思せ、犬畜生ともお蔑(さげす)み下されたく候さりながら、大月玄蕃だけは、かならず私の腕にて刺止(しと)め申す自信これ有り候ゆえ、お身ご不自由なる兄上様は郷里月巣庵にてご安養のほどひたすらねがい上げ奉り候また千浪殿も、拙者ごとき者は、世に亡き者と思い諦められ、ご帰国の上、他家へのご縁をお求めなさるべく、この二つだけは、外道(げどう)の奈落(ならく)より新九郎が本心の合掌、卑怯ながら涙願熱望つかまつり候新九郎御兄上千浪どの二伸、今生(こんじょう)の拝顔も怖らくは今日を限りと覚え候、お情けには、武士を捨てたる野良犬の後をお尋ね下さるまじく、さらばご息災を蔭に祈りて、無恥の酔言を書き捨てて茶屋よりこのまま消え去り申すべく候………………読み終った時、春日重蔵の顔色はまッ蒼...
吉川英治 「剣難女難」
...木下様のお情けで...
吉川英治 「新書太閤記」
...長門は、「こは、お情けなし」と、脇差を七、八寸抜きかけたが、大力の勘兵衛に組み伏せられて、もがくのがやっとであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...四国屋様のお情けで...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お情けに孫兵衛を殺してやって下さいませ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...お情け免許をもらった晩でも...
吉川英治 「松のや露八」
...寔(まこと)にご堪忍のお情け...
吉川英治 「源頼朝」
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