...このありがたいお情けは...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...連れていってお宮に逢わしてやろうというお情けかと...
近松秋江 「うつり香」
...裸体(はだか)にしないだけがお情けで...
中里介山 「大菩薩峠」
...お情け深い江戸の公方様(くぼうさま)が...
中里介山 「大菩薩峠」
...お上にもお情けはあるんですってね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人のお情けを恨むのは愚痴でございましょう...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...長年のお情けをもって召し給い...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...爺と婆が生きていたのはお情けであろうと思った...
本庄陸男 「石狩川」
...お情けに取次いでやるんだから...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...臣下に過ぎたお情け深いお言葉を何と聞いた! それをまた...
吉川英治 「剣難女難」
...あなた様のお情けにちりばめられた身の宝です...
吉川英治 「三国志」
...あなた方の御先代友松どののお情けも思い出され...
吉川英治 「新書太閤記」
...入れ歯などおさせ申しておる」「お情け...
吉川英治 「新書太閤記」
...「お情けないっ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...急にどこへ」「お情けに甘えて...
吉川英治 「野槌の百」
...寔(まこと)にご堪忍のお情け...
吉川英治 「源頼朝」
...この下総国へ流されて来ましたが……常胤様のお情けによって...
吉川英治 「源頼朝」
...「武士のお情け――」四尺ばかり...
吉川英治 「無宿人国記」
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