...澄子さんの姉さんにお婿さんができたので...
石川三四郎 「浪」
...巻込まれたのなら知らないこと――お婿さんをとるのに...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...鉄道のお婿さんになろうと思っているのさ...
上田広 「指導物語」
...ともかくお婿さんは...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...お婿さんは大物主神(おおものぬしのかみ)でいらしったことがわかりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...お婿さんなんか厭なこつた」とちびがまだ子供々々して顏を赤く染めたのを愉快さうに見乍ら上機嫌で歸つて行つた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...」陽子のお婿さんを中心に...
太宰治 「津軽」
...」とお婿さんも笑ひながら...
太宰治 「津軽」
...お婿さんはあちこち歩いて耕地をつくづく眺め...
太宰治 「津軽」
...陽子もお婿さんも...
太宰治 「津軽」
...「作さんが到頭お島さんのお婿さんに決ったそうじゃないか」お島は仕切を取りに行く先々で...
徳田秋声 「あらくれ」
...いいお婿さんを世話してもらったらいいじゃないの...
徳田秋声 「爛」
...この上の五人の娘にはお婿さんを見つけてやらなけりゃならんのですし...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...細(ほつ)そりして、いくらか淋しい顏立でしたが、それでもお品があつて、――お婿さんは、山下の越後屋の次男で、三之助さんと言ふ人が來るんだ相ですが、これも良い男だ相で、私は見たことはありませんが、下女のお信さんがさう言つて居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お婿さん志願者が六人も七人も...
三好十郎 「樹氷」
...その時もうお婿さんが極(き)まったように...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...「庄さんがお婿さんになったんですって」おせんは半ばうわのそらで訊き返した...
山本周五郎 「柳橋物語」
...お婿さんになる人もさんざんよ...
横光利一 「夜の靴」
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