...ぜいたくいわないで裸足になってお出で...
伊藤野枝 「転機」
...後(あと)から上つてお出でになつた...
鈴木三重吉 「桑の実」
...青木さんはもう自分がこれなりでこゝに置いて戴くものと極めてお出でになるやうで...
鈴木三重吉 「桑の実」
...おぢさんの加減はどうだつて問うてお出でつてたよ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...私の家へお出でよ...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「嬰寧」
...私と一緒に金陵(きんりょう)にお出でなさい...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「庚娘」
...「貴方があのお出での前触れのあった精霊でいらっしゃいますか」と...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...またここ何年間もあのように面白からぬ形勢になってお出でではなかったならば...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...随分待って? きっと今夜はお出でと思ってこれでも急いで帰って来たのよ...
豊田三郎 「リラの手紙」
...よくお出で下さいました」若主人...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お禮を申て頂いてお出でと蒔散らせば...
樋口一葉 「にごりえ」
...それで塞いでお出でなさるのかと思ッたら...
二葉亭四迷 「浮雲」
...いつどこなえてお出でなさろうとそれは暢気なものですが...
正岡容 「寄席」
...身體のよくなるまで養生してお出でな...
正宗白鳥 「假面」
...先生がお出でになりましたら...
森鴎外 「蛇」
...お父様が畠へお出でになったあとで...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...お父様がツカツカと這入ってお出でになりましたので私は又ビックリしまして...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...お出でを乞う)とあるので...
吉川英治 「親鸞」
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