...」お人好しの詩人は...
薄田泣菫 「茶話」
...わたしいうたらそらもうほんまにお人好しですよって...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...お人好しの加世子の母だったので...
徳田秋声 「仮装人物」
...杜周(としゅう)(最近この男は前任者王卿(おうけい)を陥れてまんまと御史大夫(ぎょしたいふ)となりおおせた)のような奴(やつ)は自らそれと知っているに違いないがこのお人好しの丞相ときた日には...
中島敦 「李陵」
...扨((さて))お人好し氏の鼻こそは仮漆(ラツク)と光り...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...無類のお人好しで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...健康でお人好しで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼等は単にお人好しの小説家で...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...ニコラスはあまりお人好しで弱すぎるんです...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...もとより日頃お人好しの豚は...
三好達治 「測量船拾遺」
...黙って頭をさげるほど老いぼれでもお人好しでもないんだ」ほんの暫く独り言がとだえた...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...こすっかれえ人間かお人好しか...
山本周五郎 「風流太平記」
...お人好しの率八のごとき...
吉川英治 「江戸三国志」
...目笊(めざる)に摘(つ)み入れていた芹(せり)の根を洗っていたお人好しの率八が...
吉川英治 「江戸三国志」
...お人好しの味噌久だが...
吉川英治 「大岡越前」
...おめえは、お人好しだ...
吉川英治 「魚紋」
...お人好しかな?」迷い出すと限(き)りがない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...御承知の通りジルベールは至ってお人好しですから...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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