...ツマリ世渡り下手(へた)で少しもお上手を知らなかったので...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...お上手だこと」「母様...
竹久夢二 「少年・春」
...作文なども仲々大人びてお上手でしたが...
太宰治 「誰も知らぬ」
...(菊代) なかなかお上手(じょうず)ね...
太宰治 「春の枯葉」
...なんぞ持っていってお上手(じょうず)したんかもしれん...
壺井栄 「二十四の瞳」
...」「お上手らしくないから...
豊島与志雄 「化生のもの」
...ピアノがお上手(じょうず)です...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...お上手を云つてくれるのよ...
林芙美子 「浮雲」
...姉樣(ねえさま)も定(さだ)めし和歌(うた)はお上手(じやうず)ならん...
樋口一葉 「曉月夜」
...……たいへん、お上手ですわ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...百人一首など何年ぶりでしょう! あなたはお上手らしいという定評でしたがいかが? そう?一九四〇・一・四...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...僕の妻君なぞは珊瑚(さんご)の玉と明石玉(あかしだま)とを鑑別する事は大層お上手だが魚屋の持って来た鯛(たい)は房州鯛(ぼうしゅうだい)か三浦鯛か新しいか古いかという事はよく御存知ない...
村井弦斎 「食道楽」
...すぐれた貴女(きじょ)がたであるが歌はお上手(じょうず)でなかったのか...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...巧くお上手に化けていらっしゃる...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...刺繍(ぬいとり)をする事が取分けてお上手だったそうで...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...それじゃあずいぶんお上手なんでしょう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ぼくは人から「――絵もお上手なんでしょう」などと...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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