...田舎流のいたずらの蘊蓄(うんちく)をかたむけて...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「スリーピー・ホローの伝説」
...ますます蘊蓄(うんちく)を深められつつあり...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...尊敬する漱石氏が蘊蓄(うんちく)を傾けて文章を作ってみたらよかろうという位な軽い考であったのであるが...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...雷学の私の蘊蓄(うんちく)のほどに驚嘆したか? と思いの外(ほか)...
橘外男 「雷嫌いの話」
...やはり優れた頭脳と蘊蓄(うんちく)を示して...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...その故は何かというに『鶉衣』の思想文章ほど複雑にして蘊蓄(うんちく)深く典故(てんこ)によるもの多きはない...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...蘊蓄(うんちく)の底の深いこと...
中里介山 「大菩薩峠」
...蘊蓄(うんちく)ということを知らないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...各々物理学と数学と考古学とのうんちくを大いに傾けて...
中谷宇吉郎 「温泉2」
...数年来胸中にしらずに蘊蓄(うんちく)された熟慮(じゅくりょ)を引き出させたのである...
新渡戸稲造 「自警録」
...このありあまる国学の薀蓄(うんちく)を傾けて敵討物を書けばどんなに受けるかしれない...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...まだまだ多年の薀蓄(うんちく)...
南方熊楠 「十二支考」
...地元の文学的うんちくの歴史がよくよくかみこなされなければ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...二人とも最初は林技師の蘊蓄(うんちく)の物凄いのに仰天して膝を乗出して傾聴していたものであったが林技師大得意のスカンジナビヤ半島談あたりからポツポツ退屈し初めたらしく...
夢野久作 「近世快人伝」
...軍学の蘊蓄(うんちく)は当代屈指のひとりと数えられ...
吉川英治 「黒田如水」
...大いにここで蘊蓄(うんちく)を語れ...
吉川英治 「三国志」
...この一書を見ても丞相の蘊蓄(うんちく)のほどがうかがえましょう」張松はわらって...
吉川英治 「三国志」
...うんちくを傾け合う諸家の高説を...
吉川英治 「随筆 新平家」
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